みなさま、こんにちは!
『みらいの姿勢整体院』代表の澤野井です。
当院は、腰痛・肩こり・ひざ痛などを姿勢からAI分析し、オーダーメイドの施術をすることができる神戸市垂水区にある整体院です。
時間は早いもので、開院してからもうすぐ半年がたとうとしております。
思い返すと、私が予防分野をなぜやろうと考えているのか、具体的にお話したことはなかったと思うので、
一度まとめてお話ししてみたいと思います。
難しい話もありますが、なぜ『みらいの姿勢整体院』という屋号となったのかも何となくわかって頂けるかと思います。
目次
日本の人口と高齢化率について
日本の人口は近年減少局面を迎えており、2065年には総人口が9,000万人を割り込み、高齢化率は38%台の水準になると推計されています。
また、団塊の世代の方々が全て75歳となる2025年には、75歳以上の人口が全人口の約18%となり、2040年には65歳以上の人口が全人口の約35%となると推計されています。
諸外国と比較しても、日本における少子高齢化の動きは継続しており、今後も、人口の推移や人口構造の変化を注視していく必要があります。(厚生労働省ホームページより)
日本の人口の推移
日本の人口ピラミッドの変化
65歳以上の人口の割合の推移(諸外国比較)
平均寿命と健康寿命
生産年齢人口に対して高齢化率が高くなっているのはよくわかったと思います。
では、今の平均寿命は何歳でしょうか?
平均寿命とは「0歳における平均余命」のことで、
2019年の平均寿命は男性81.41歳、女性87.45歳です。
一方、健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことをいい、
2019年の健康寿命は男性72.68歳、女性75.38歳となっています。
主要先進国の平均寿命の推移
*厚生労働省ホームページより
平均寿命と健康寿命の国際比較
*厚生労働省ホームページより
平均寿命と健康寿命の差を考える
さて、この平均寿命と健康寿命の差をどうしていくべきなのかを考えることが非常に大切です。
男性は約9年間、女性は11年間、日常生活を制限された状況で生活をすることになります。
それらを少しでも予防・対応するために、国も地域包括ケアシステムというものを運用しています。
地域包括ケアシステム
厚生労働省においては、2025年(令和7年)を目途に、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制(地域包括ケアシステム)の構築を推進しています。
そして、その中でよく示されているのが次のものです。
自助・互助・共助・公助
自助・互助
これらが特に私ができることだと思っています。
自分の身体・姿勢のケアを若いうちからして、予防・健康管理をしてもらい、ずっと元気でいていただく。
そして、その知識・方法を自分の身の回りの人に伝えていっていただく。
そういうことが大切だなと常に考えています。
社会保障制度について
さて、先ほどの共助・公助も医療費と同様に社会保障制度によってなりたっています。
ただ、日本の社会保障給付費の現状は次の通りです。
社会保障給付費の推移
社会保障給付費の現状を考える
どうですか?
どんどん膨らんできているのがわかりますでしょうか・・・。
そして、今年の歳費は次の通り
こう考えると、我々の社会保障費(医療費など)に関しては赤字運営というのがよくわかると思います。
今の時点でです!
そして、先ほどの高齢化率を見ていただいたと思いますが、先を考えると・・・。
それから、私も個人事業主になって特にわかるのですが、
税金高いです・・・。
そして、これからの子供たちはどうなるのでしょうか?
これからの社会について考える
社会全体の支え方構造の推移
そして、次の図を見ていただけますか。
昔は生産人口が多かったからたくさんの人で高齢者1名を支えればよかった。
これからは肩車型社会が迫っています。
私の子供含め、これからの子供たちは大丈夫でしょうか?
これだけの負担をかけさせていってよいのでしょうか?
もう一度最初の高齢化率の図をのせますね。
私ができること
私ができることは、病院で経験してきた知識・技術をもとに病気になる前の予防・健康活動に力を入れることです。
そして、それらの知識・方法をたくさんの人に伝えて知ってもらうことです。
そうすることで、今まで説明してきた健康寿命も伸ばせる、自助・互助にもつながる。
そして、それらを楽しんでやってもらいたいです。
そうすれば、社会保障費の削減につながり、次の世代にかける負担が少しでも減ってくるのではないかと考えています。
最後に
最後になりましたが、この知識もたくさんの人に知ってほしいです。
若いうちから健康に関して気を付ける・ケアするということは、自分の健康はもちろんですが、大切な家族のためにも、これからを担う子供たちの未来にもつながります。
今自分が何ともないから、多少痛くても何とかいけているから、運動しなくても生活できているからではなく、できるだけ早いうちから行動をしていただけると嬉しく思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。