肩こり解消の鍵は呼吸にあり!その方法とは?

『みらいの姿勢整体院』は腰痛・肩こり・ひざ痛などを全身から問題点を分析し、施術している神戸市垂水区にある整体院です。

みなさま、こんにちは(^^)/

みらいの姿勢整体院代表の澤野井です。

今までも「肩こり解消には姿勢が関係する」をいう話をたくさんしてきましたが、今日は珍しい視点から肩こりについてお話ししてみたいと思います。

肩こりと姿勢の関係について

この話題に関してはたくさん書いてきましたので、まずは以下のリンクをご参考にしてください!

肩こりの秘密は姿勢にあり

後で読んでもらっても大丈夫です!

 

まず、今日は呼吸についてまず説明していきたいと思います。

 

少し難しいかもしれませんが、とても大切な話なので、ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しく思います。

呼吸について

さて、呼吸というと、鼻や口からの空気の出入り、あるいは胸の呼吸運動などを思い浮かべる方が多いと思います。

でも、それは実は単なる換気と言って、正確には空気中から酸素を取り入れ、体の中で二酸化炭素を排出するガス交換を呼吸といいます。

そして、外界から取り込んだ酸素(O2)と二酸化炭素(CO2)を肺の中でガス交換することを外呼吸、それで体中に血液を送り細胞でのガス交換を内呼吸と言います。

つまり、今回呼吸と説明しているのは、肺に空気を入れるための胸や肋骨の動き等のことを呼吸と言っているということだけご理解いただけたらと思います。

呼吸における肋骨の動き

基本的には肺は風船みたいのものなので、外側の入れ物(肋骨)が膨らまないと、中の肺は膨らみません。

 

では、呼吸(今回は先ほどの換気のこと)の際に肋骨がどう動くのかですが、基本的には次のように動きます。

つまり、上側の肋骨と下側の肋骨で動きが違います。

上側の肋骨⇒息を吸うと肋骨が前に膨らむ

 

下側の肋骨⇒息を吐くと肋骨が外側に膨らむ

という感じです。

呼吸における筋肉の働き

そして、先ほどの肋骨を選択的に動かすのはもちろん筋肉です!

 

それらの筋肉は息を吸う筋肉(吸息筋)と息を吐く筋肉(呼息筋)が以下のように分かれています。

息を吸う場合

さて、このような筋肉が呼吸の時に働くのですが、息を吸うのに最も大事な筋肉は横隔膜です!

 

横隔膜は次のように働きます。

つまり、横隔膜が「グ~っ」と下に下がることで空気が肺に入ってきます。

 

陰圧の注射器で液体を吸う感じですね!

 

この横隔膜の動きですごいところは、少ないエネルギーでたくさんの空気が吸えることです!

 

しかし、猫背などの姿勢などにより、横隔膜があまり働かない方が増えています。

息を吐く場合

さて、ご存じない方も多いかもしれませんが、実は普通に息を吐く場合には筋力は必要ありません。

 

肺は膨らむ力はありませんが、健康な肺だと弾力性があり縮む力がしっかりとあるので、自然と息は出ていくものなんです。

 

ただ、先ほどの猫背の方や姿勢が悪い方、呼吸が浅い方は肺の中に空気が残っていると思うので、しっかりと吐ききることは大事だと思います。

 

そのために呼息筋は大事です。

肩こりと呼吸の関係性について

さて、前述の内容を踏まえて肩こりとの関係性や解消方法を書いていきます。

横隔膜が使えていない人の場合

さて、先ほど書いた猫背などの姿勢の影響で横隔膜が働きにくい状態になった場合、どうなるでしょうか?

 

そういう場合は、当たり前ですが他の吸息筋が精一杯働かないといけません。

そして、そういう姿勢の方が頑張って働くのは上側の肋骨に関係する吸息筋(胸鎖乳突筋・斜角筋・僧帽筋など)です。

 

簡単に説明すると、上側の肋骨を動かすのは肩回りの小さい筋肉なのですが、必死に頑張る割には空気があまり入らず、続けると疲れてしまいます。

 

いつも「浅~い」呼吸になります。

 

それは、どういう状況になっているかわかりますか?

 

24時間肩こりのトレーニングをしていることになります!

 

さすがに肩こりにになりますよね・・・。

 

マッサージしても、もどりますよね・・・。

横隔膜を使うためには

私はまずは以下のことが大事だと思います。

1.姿勢を変える

2.背骨(胸椎)の動きを出す

3.肋骨の動きを出す

4.呼息筋のトレーニング

5.日常の中で意識をしだす

今までにも姿勢や背骨の動きに関してはお話ししたので、今日は上記3や4のことを簡単にご紹介します。

肋骨が固くなる理由はこちらのブログ参照

では、肋骨の動きを出すためには、以下のトレーニングをすることが大事です。

まずは、黄色の部位に手のひらをおきます。

 

そして、まず先に息を吐きだします!

 

目いっぱい口から吐き出します!

 

その時には肋骨が痛くない程度に、青矢印の内側方向に手のひらでサポートします。

 

そして、吐ききったら、鼻から息を吸います。

 

その時に自分の手のひらを外側に押し返すように肋骨を動かしていきましょう!

 

最初は動かなくても大丈夫です。

 

無理をすると、反り腰のような腰の動きが出てしまいます!

 

動かないのであれば、動かないことを知ることがまず大事です。

 

それを毎日少しの時間で良いので練習をしてみてください。

 

息を吐ききることは、腹筋の練習にもなります。

 

ダイエットにもつながります!

 

決して間違えはいけないのは、先に息を吸わないことです!

 

呼吸というのは、吸いたくなりますが、まず先に肺の中を空っぽにする意識が大事です。

 

吐くことで、初めてしっかりと息が吸えますし、吸いやすくなるので、間違えないようにしてくださいね!

 

あとは、次の図のような肋骨周りの運動などを先に準備運動としてやっていると、この運動をもっとやりやすくなると思います。

それでは、みなさま頑張って下さいね!

まとめ

さて、今日は肩こりと呼吸の関係について説明してみました。

 

長年の姿勢の影響や、仕事などのデスクワークなどの関係で、肩こりの方はとても増えています。

 

原因は様々ですが、そのような方は肋骨の動きが固くて、呼吸も浅い方が多いです。

 

そして、息を吸うときに肩回りの力をいつも使っています。

 

それを24時間することで、肩こりは確実に助長されます。

 

なので、今回のブログのような内容はより多くの方に知って頂き、皆様の肩こり解消に少しでもお役に立てれば嬉しく思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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