『みらいの姿勢整体院』は腰痛・肩こり・ひざ痛などを全身から問題点を分析し、施術している神戸市垂水区にある整体院です。
みなさま、こんにちは。
みらいの姿勢整体院の澤野井です。
今日は、腰痛に関してあまり知られていないことをまとめてみたいと思います。
これは、多くの皆様に関係する内容かと思いますので、「なるほど」、「そういうことか」と思った方はぜひシェアをお願い致します。
目次
腰痛の歴史
腰痛がなぜ起きるようになったかというと、四本足から二本足への進化によるものと言われています。
次の図のように二本足になったことにより様々な問題が出てきました。
ただ、もちろんすべてが悪いわけではありません。
もともと、四足歩行から二足歩行になった最大の特徴はエネルギーの効率化です。
直立姿勢は仰臥位(仰向けで寝ている姿勢)と比べてエネルギーは7%しかかわらないです。
しかし、ナックル歩行(ゴリラやチンパンジーの歩き方)は二足歩行に比べて約35%多く必要となります。
かわりに、この節約されたエネルギーは脳へ回され体重の5%しかない脳ですが、全体の3割近くのエネルギーを消費することにより人間は進化してきました。
つまり、人間は生きていくうえで、動作はいかにエネルギーを効率化して歩くのかが大切なのです。
だから年齢とともに、腰痛や膝痛などの痛みが出て、歩くのも大変になると、エネルギーの効率化が出来なくなっていきます。
現代における生活の変化
四本足から二本足はもちろん大きな変化でしたが、近年は生活習慣も変化してきました。
車やバイク、電動自転車などにより便利になったのは良いことだとは思いますが、
それに伴い歩く量も減ってきました。
また、仕事などでもデスクワークが増え、パソコンなどの在宅勤務も増えてきました。
子供たちでさえ、スマホの利用、ゲームなどにより、猫背・スマホ首などの症状も多くみられるようになっています。
現代における腰痛の考察
さて、そのような生活習慣になったことにより、現代人は姿勢に特徴が出てきました。
良く言われるのが、先ほどから出てきた次のような症状です。
・猫背
・巻き肩
・ストレートネック
・スマホ首
これらのうち、特に注目してほしいのは、『猫背』などの胸椎や肋骨が固くなってしまっているという現状です。
それらをわかりやすく説明しているのが、次の図になります。
なんとなくわかりますでしょうか?
解説すると、
背骨の真ん中の胸椎や肋骨が猫背等で固くなると、代わりに動くところは『頸椎』と『腰椎』になります。
つまり、腰痛がある方、首が痛い方、肩こりのある方、それはあくまで結果であって、
問題は胸椎・肋骨の動きが少ないことです。
そう考えると、胸椎や肋骨の動きを出すのがどれだけ大事かわかりますでしょうか?
特に腰に関しては下にある股関節まで固いと、
動かない胸椎と股関節に挟まれるわけなので、腰はフル稼働です!
そりゃあ痛みも出ますよね・・・。
余談ですが、こういう状況が考えられるのに(腰痛の方全員ではありませんが)、世の中的には実は被害者である腰だけを何故かマッサージしているこの状況・・・。
これを聞いて皆様どう思われますか?
腰痛の対策
あくまで、このケースでの腰痛対策にはなりますが、
年々固くなってきている胸椎や肋骨の可動性・動きを出すことです。
いろんなストレッチをするのも大事ですが、気を付けないと胸椎を動かしているつもりでも、これまた腰椎や頸椎など動きやすいところが動いてしまうことが多いです。
慎重に意識しながらゆっくりと行うのがポイントです。
後は、姿勢を変えることです。
猫背はもちろんですが、
姿勢を変えることにより、呼吸の仕方・横隔膜の使い方も変わるので、肋骨の動き方まで変わります。
猫背になって、呼吸も浅くなると、いろいろな不具合が出てきますので、早めに修正をかけるほうが良いと思います。
まとめ
『現代人の腰痛の秘密』という珍しいタイトルでしたが、一応それに沿った内容だったと思っていますが、皆様いかがだったでしょうか?
それでは、まとめになりますが、
スマホやパソコン、椅子生活、デスクワークなどにより現代人は姿勢が年々悪くなっています。
それに伴い、猫背になっている人も多く、呼吸も浅くなり、胸椎・肋骨が固い人が増えてきています。
なので、腰痛は腰だけが原因ではなく、胸椎や肋骨の固さや股関節など、全身から判断することが大切です。
だからこそ、腰だけをマッサージ、湿布や薬だけで終わらずに、必ず全身を分析して原因をつきとめてから対策をしていくことをお勧めします。
人生100年時代、健康で行きたいですね。
余談ですが、今までの臨床経験でいくと、腰のヘルニア・首のヘルニアなどで来られた方は、大体が胸郭はガチガチです。
先ほどの図で考えると、負担がかかった結果そうなったというのは何となくわかりますよね。
皆様はそうならないように、しっかりとケアしていってくださいね。
今回のブログが少しでの誰かのお役に立てたら嬉しく思います。
この度は、最後まで読んで頂きありがとうございました。
たくさんの方に知っていただきたいので、もし良かったらシェアしてくださいね(^^)/