舌と姿勢の関係

皆様、こんにちは。

 

今日は以前お約束したので、舌と姿勢の関係についてかなりまとめてみました!

 

あまり他では見たことがない内容だと思うので、これだけまとめると正直有料級だと思います。

 

公開している間に、ぜひ読んでみてくださいね(^^)/

1.脳における『舌』

みなさまご存じだと思いますが、

 

人間の身体は脳が指令を出して動きますし、感じるのも脳のおかげです。

 

そして、脳には運動を指示する場所と感覚を感じる場所とがあります。

 

それをわかりやすくしたものが次の図です。

ペンフィールドの脳地図1
ペンフィールドの脳地図2

これをみてどう思われますか?

 

1枚目の図を見ると意外に狭いエリアでの仕事だというのが分かると思います。

そして2枚目を見ると、けっこう舌や口のエリアの割合がとても大きいのが分かりますでしょうか?

 

それだけ重要度が高いのがなんとなくわかりますよね。

2.舌の正しい位置

これに関しては、

以前のブログ、『舌』の正しい位置は?

で説明したとおりです。

舌の正しい位置

この図の通りでしたよね。

 

追記すると

舌が上顎に触れている以外に 

 

・舌先が上の前歯の少し後ろに触れるぐらい

・舌先が前歯には触れていない

 

ということでしょうか。

3.舌の役割

・味覚

 これは皆さんご存じのとおりです。

 

・咀嚼と嚥下

 食べ物を歯で嚙み潰してごっくんと飲み込むのに舌の働きが重要ということです。

 

・発音

 これは言葉の通りですね。しゃべるのに舌は重要です。

 

・歯並び

 先ほどの舌の位置が悪いと歯を押してしまうので、歯並びが悪くなってしまい、かみ合わせが悪くなります。

 

・頭を支える

 舌の位置は先ほどのように上顎にないといけません。

 これが頭の位置を決めます。

 無意識に頭を支えるという役割をこなしています。

4.舌の位置が悪いとどうなる?

・歯並びが悪くなる

 

・低位舌など

通常時に舌が下の方に落ちている状態。

そして、舌が下がると気道が狭くなり、イビキをかきやすくなったりします。

頭を支えられないので肩こりや頭痛になる人も。

 

・活舌が悪くなりやすい

 

・口呼吸になりやすい

 それにより、

 風邪をひきやすくなったり

 虫歯・歯周病

 口臭

 表情筋を使いにくくなり年を取って見えやすくなる

と言われています。

5.トレーニング方法

これはネットでたくさん出ていると思うので調べてみてくださいね。

 

「舌」「トレーニング」などで調べるとたくさん出てくると思います。

 

とりあえず低位舌の場合はストレッチというか動きを出さないといけないので、

まずは動きを出すことをしっかりと練習してみてくださいね。

6.筋膜

ここでは簡易にしか説明しませんが、

筋肉は、周囲を「筋膜」というもので覆われています。

 

それらは身体全身のタイツみたいな感じで、下を引っ張れば上も引っ張られるというイメージのものです。

 

ですから、例えばお腹の手術の小さい傷があっても、例えば首がいつもお腹側に引っ張られているとか、そんなイメージです。

アナトミートレインより

7.筋膜と舌

筋膜の話で言いたかったことは、

 

舌は舌だけというだけではなく、

広いエリアの一部としてとらえて頂きたいということです。

 

そう考えることでトレーニングの幅も広がります。

 

さて、先ほどの筋膜の追加説明です。

 

筋膜というのは色々な決まったラインというものがあります。

 

舌をそのラインで考えると、次の図のDFL(ディープフロントライン)というものです。

ディープフロントライン(アナトミートレインより)

それを解剖で分かりやすくしたのが次の図です。

DFL解剖(アナトミートレインより)

どうでしょうか?

 

これは舌と横隔膜、そして足の親指の筋肉までつながっています。

 

世の中でいわれるインナーマッスルのエリアです。

 

つまり舌が短縮するというのは、これらの筋膜エリアの問題がある。

 

そしてそうなった理由として『姿勢』というものも影響してくるわけです。

 

猫背、がに股、O脚などなどもおそらくこのラインに影響を与えるでしょう。

 

話始めるとどんどんマニアックになってきましたね(笑)

 

8.まとめ

舌といえども奥が深いことはわかっていただけたでしょうか?

 

まとめますと、

 

舌の位置は大切です。

 

舌が上顎についておらず、下の歯を常に押しているような人はトレーニングが必要です。

 

そして、そうなった理由は舌だけのせいではなく、

筋膜、姿勢という広い目線でとらえてトレーニングをすることが大切です。

 

では、今日のテーマは以上になります!

 

ぜひ、皆様の健康のお役に立てたら何よりです(^^)/