『みらいの姿勢整体院』は腰痛・肩こり・ひざ痛などを全身から問題点を分析し、施術している神戸市垂水区にある整体院です。
さて、AI姿勢分析を取り入れて、西洋医学の病院勤務を経た私がなぜ、このタイトルなのか?
そういう私だからこそ、共通点を分析出来て面白いなーと思ったので、本日はブログにしましたのでご興味がある方はご覧ください。
目次
①はじめに
さて、2月4日(土)は立春。
立春とは、二十四節気(にじゅうしせっき)において、春の始まりであり、1年の始まりとされる日ですね。
その日に合わせて、縁起の良い講演会がありZOOMにて視聴しました。
お客様の予約がありましたので、夜に録画視聴となりましたが、とても面白いお話でした。
講演タイトル:『己を磨く』
講師:円覚寺管長 横田南嶺老師
※とても素敵な方で、声もかっこいいです!
主催:日本講演新聞
もちろん、私は仏教についてはよくわかりません。
ただ、講話の中の『身体と心の関係』はとても興味がわきました!
私が今まで病院で経験してきたこと、そして西洋医学だけに関わらず、東洋医学のこと、ヨガのこと、哲学的なこと、書籍で勉強してきたこと、すべてを総合して検討していくと、とても面白いことが見えてきます。
では、順番にお話しさせてもらいますね。
②講演抜粋
<要旨>
微笑みながら人生を明るく軽やかに進んで参りましょう!
わかりやすいですよね!
でも、本当にそれをずっとやっていくのは難しいんじゃないか!?
と思いませんか?
そのために、必要なことのお話がたくさんあったのですが、
特に大切なことが次のことでした。
1.適度な食事をとること
2.適度な睡眠をとること
3.身体を調えること
4.呼吸を調えること
5.心を調えること
そして、
特にこの中の3~5ができるためには何をしたらよいのかとして出てきたお話が姿勢です!
おー、私の専門分野じゃないですか!
つい聞き入りつつも、知識をフル活用して考えてしまいました(笑)
スタートからお話されていた言葉でいうと、
・姿勢を正してゆけば、必ず心もまっすぐに正される
・心というものは目に見えないから、まず見える体の上で押さえてかからなければならない
⇒『身体・姿勢を整える』ことで『心が整う・メンタルが強くなる』
・腰骨を立てることはエネルギーの不尽の源泉を貯えることである
⇒骨盤を立てる、腰椎の生理的前弯を出す、丹田に力が入る
と解釈しました。
座禅・正座の話では、
頭は体重の1/10ある。
そして、スマホを見る姿勢だともっと重くなり負担がかかると次の図を利用してお話しされていました。
横田老師すごい!
これはかなり専門的な内容です。
思わず感心してしまいました。
つまり、肩の上に耳の位置を持ってきましょう(横から見て)というお話だったのですが、
座禅もそういうことを気にされていたのですね。
私が普段姿勢で話していることと全く一緒!
そして、先ほどの骨盤を立てて肩の位置の上に耳の位置を持っていくことが大切。
そして、丹田に力を入れるということをお話しされていました。
ここまでをまとめると、
ということがポイントになると思います。
さて、今度は呼吸と丹田についてのお話。
まず、そのまま書きますね。
丹田に氣をつける
⇒まずはそこに意識を向けるということ。
場所はおへそ下5㎝ぐらい・指4本分下ぐらい
腹筋みたいな表面ではなく、その位置の体の内側・内部が丹田
丹田に意識を常に持っていく
⇒自分の意識を常にそこにもっていく。普段は顔とかに意識を持ってきているかもしれないが、丹田(おへその下)を自分の中心とする。
意識をすればするほど、したところに氣は集まるもの
みぞおちの力を抜いて、息をそろそろ出しながら丹田(へそから下の部分)に力を入れる
息は、鼻の先へ卯の毛をつけておいても吹き飛ばすことのないくらいに静かに、もちろん鼻息が自分にさえも聞こえないように吐く。
その時、お腹の中は張ったまま。
吸気も呼気も。
丹田自体は鍛えるというより意識するということがまず1番みたいですね。
あ、丹田はここです。(ざっくりです)
そして、丹田の力の入れ方で例えていたのが、
なんと次の本。
スタンフォード式『疲れない体』
山田知生
IAP呼吸法についてのお話でしたが、お腹を膨らませて内圧を高めて呼吸をする方法とのこと。
岡田虎二郎先生という方の岡田式正座法もこの呼吸法と同様みたいです。
おへその上は力を抜いて、おへその下はゴムまりのように張ったまま吸気も呼気もする。
そうすると体幹も安定し、体の無駄な力も抜ける。
これがつまり丹田を意識した呼吸法と同じみたいです。
まあ、結局
・姿勢を整える
・インナーマッスルを鍛える
・丹田を意識する
・呼吸を調える
・座禅をする
ということはすべてが関係しあって、かつ同じことが重なっている。
そして相乗効果があるのではないかと思いました。
ということで、最後は自分の専門分野を補足でまとめていきたいと思います。
③補足
1.骨盤を立てること
骨盤を立てるということはとても大事です。
よく、そのために指導を受けて言われることは次の2つ。
1)椅子にはお尻を突き出して後ろまでしっかり座ること
2)腰をしっかりと前に押し出すこと・突き出すこと
でも、問題が2つあります。
<1つ目>
姿勢タイプで反り腰の人は腰を前にやりすぎると、腰を痛める可能性が高いこと。
(骨盤前傾タイプ)
<2つ目>
どうしても立てられない人がいます。
それは、股関節が固くて曲がらない人です。
姿勢のタイプでいうと、スウェイバックの人が多いでしょうか。
(骨盤後傾タイプ)
股関節が曲がらないと骨盤は絶対に立ちません(起こせません)。
腰は骨盤前傾ではなく、後傾しているのに無理に前にもっていくと、これも身体を痛めます。
なので、姿勢タイプごとで特別なトレーニングをする必要があること、
そして、人によって注意しないといけいないことがあるということは知っていてほしいなと思います。
2.インナーマッスルを鍛える
丹田は専門分野ではないので、インナーマッスルについてお話ししようかと思います。
では、インナーマッスルとは?
次の図で言われる筋肉が多いと思います。
では、筋膜ってご存じですか?
最近は、筋膜リリースとか名前だけはご存じの方も多いのではないでしょうか?
この筋膜というものは、つながりがあるといわれています。
それが、下記の図のようなものです筋膜ラインと言います。
そして、右から2番目の図がいわゆるインナーマッスルに絡むラインで、DFL(ディープフロントライン)と言います。
これは、横隔膜や舌までまで続くラインなので、それこそ先ほどの丹田、呼吸とつながるというのが良く分かるのではないでしょうか。
解剖で見ると次の感じ。
そして、この筋肉を使えないタイプの人は、左から2番目のラテラルラインが固い人が多いです。
私たちの施術は鍛えたいところを鍛えるには、邪魔をしている・頑張りすぎている筋肉をストレッチする・柔らげることがまず先です!
そう考えると、あなたがどのラインを頑張っていて、どのラインは苦手で使えていない人なのか。
そういうことも解釈することが大事ですし、
逆に、姿勢のタイプによってどのラインを使いやすいのか使いにくいのかということも決まってくると思います。
④まとめ
これ以上話し出すと終わらなくなりそうなので、そろそろ終わりますが、
全員に共通の方法(最適な方法?)というものは中々ないのではないかと思っていますし、タイプによって行い方は工夫が必要じゃないかなーと思っています。
①微笑みながら人生を明るく軽やかに生きていくことが大切!
②そのために大切なことがある。(今回は次の5つだけ抜粋)
1.適度な食事をとること
2.適度な睡眠をとること
3.身体を鍛えること
4.呼吸を調えること
5.心を調えること
③上記の3-5のためには姿勢がとても大切
④身体を整えることで心を整えることができる
⑤具体的な対策・方法が姿勢
⑥そのためには骨盤を立てる、腰を前弯、肩の位置の上に耳の位置が来るようにする
⑦丹田に力を入れる(意識する)。入れる場所はへそ下5㎝とか4横指下の身体の中と言われている。
⑧それにあわせた呼吸法は岡田式正座法の呼吸法、IAP呼吸法と同様
⑨ただし、姿勢のタイプによりやり方は買えないといけない
⑩トレーニングの仕方も順番があり、注意事項もしっかりと把握することは大切
というまとめになりました。
仏教で話していることは今まで教えてもらったことも多いと思いますが、実践するのは難しい。
それを実践するためには姿勢や呼吸・丹田を意識すること。
そうすることで大切な土台ができるという感じでしょうか😌
こういう知識ってメンタルとも関係するから、子供たちにとっても大切な知識なんじゃないかなーと思います。
何とか役立つことはしていきたいですね。
(もちろん、これだけじゃない思うけど、耐性は強くなるんじゃないかという感じ)
あ、最後に「私が自分自身実践できています!」という話ではないので誤解のないようにしてください😅
最後まで読んでいただけた方、本当にありがとうございます(^^)/
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