『みらいの姿勢整体院』は腰痛・肩こり・ひざ痛などを全身から問題点を分析し、施術している神戸市垂水区にある整体院です。
それでは前回の続きということで、肩こりと姿勢の関係についてお話ししていきます。
まずは、立位と肩こりの姿勢についてですが、前回のお話でポイントとしたのはとりあえず次の3つです!
①頭がどの位置にあるのか
②筋肉のバランス
③重心の高さ
目次
①頭の位置について
では、次の図をご覧ください。
まず、頭についてです。
頭の重さってご存じですか?
体重の1/10ぐらいと言われています。
50㎏の人なら5㎏ですよね。
お米で考えたら非常に重たいと思いませんか?
さて、この図の中心線が赤い線です。
では、頭がこの赤い線上より前にあると、つまり5㎏のお米のような頭が前に倒れそうになるということです。
でも、そういうわけにはいかないので後ろの筋肉が赤矢印のように必死にいつも倒れないように頑張っているわけです。
そりゃー肩も凝ると思いませんか?
②筋肉のバランスについて
では、次に筋肉のバランスについての話です。
先ほどの図で筋肉が赤と青に分けられていたのがわかりましたか?
もう一度載せておきますね。
人は姿勢によって、どうしても頑張る筋肉と使わなくて弱っていく筋肉が分かれてきます。
頑張って固くなっている筋肉が赤、弱い筋肉が青色で表現されています。
もともとこのように筋肉のバランスというものは存在します。
さて、ではこの図のように胸の前の筋肉が固いとどうなるでしょうか?
こんなふうに引っ張られるようになります。
それを横から見ると
となってしまいます。
まあ、こうなると姿勢が悪いから前が固くなって引っ張られるのか、前が固くなったから引っ張られるのかはわからなくなってきますが、とにかくこのような筋肉のバランスによって、肩こりというものはおきます。
この場合は、姿勢を変えていくか、前側の筋肉をストレッチしていくかをしないと肩こりというものの改善にはつながりません。
肩をもんでもらったりマッサージしてもらうだけではだめなのはわかりますよね。
原因を何とかしないと!
③重心の高さ
さて、次は少し話が変わりますが、人間の重心の高さって知っていますか?
立位姿勢での人体の重心は、骨盤内の第2仙椎のやや前方にあると言われています。
身長に対する重心の高さを測定すると、成人男性では足底から測って身長の約56%の位置、成人女性では約55%の高さにあります。
この重心の位置が低くてどっしりしていると、肩の力を抜けるんですけど、重心位置が高い方やそういう姿勢で普段作業している方はどうしても肩に力が入ってしまいます。
筋力の問題もありますけどね。
また、重心については他の姿勢でもお話しさせてもらいます。
まとめ
ということで肩こりと姿勢(立位姿勢)についてお話ししました。
もう一度言いますが今回のポイントは3つです。
①頭がどの位置にあるのか
②筋肉のバランス
③重心の高さ
つまり、立位姿勢で肩こりを避けるためには、
・姿勢を調整して頭の位置を中心軸にもっていくこと
・それに関係する筋肉のバランスを改善すること
・常に肩があがっているような重心が高い人は、重心の位置を正しい位置にもっていくこと
以上が大切となります。
覚えておいてくださいね。
それでは、本日は以上です(^^)/